いやはや。
アートというのは思っていた通り難しいものである。
少し前に行ったある美術館のポップアート展では、場違いなご年輩が「何がいいんだかわからない』とつぶやく。
それもそのはず現代アートは、特に奇想天外でアヴァンギャルド。
好きで見ている自分でさえ、なにが良いのか悪いのはわからない。
アートというジャンルは、もはや何でもありなんだと。
「芸術は爆発だ』そんな言葉があるくらい。

芸術闘争論/村上隆
しかし
そんな中で世界へ羽ばたいた村上隆氏は言う。
アートはそもそも日本人が考えるアートではない。
考えて、狙って作るものだと。
逆を言えば、そんなルールを理解していれば日本人のアーティストだって売れるし、世界に通用すると。
ほんの少しアートに興味がある程度の人間がびっくりする位だから、ドップリの人には衝撃なのではないだろうか。
しかし分からなくない、その根拠と実績がモノを言うわけだから。

芸術起業論/村上隆
自分がもっと若い頃に読みたかったし、知りたかったこの内容。
少しは人生が変わっていた様な気もしなくもない.....。