16.10.20

古着が好きでよかった

コロナと共存する時代には
都会を離れ田舎暮らしを始める人が増えているという。
田舎には田舎の良さがあり、都会に疲れた人にとって素敵な場所になるのでしょう。

しかし、都会は偉大な場所である。

地方都市で生活する者にとっては、「物欲」という部分を満たすものは
都会以外の何処でもできないと感じるわけです。

新しいものを求め都会に行き、欲を満たす
そんなことができないwithコロナの世界。



話は変わって、ここ数年は洋服に限っては持っているものを
リメイクしたりお直しに出したりしています。
もちろん、良いお直し屋を見つけなければいけないのですが
今まで大事に着ていたものに再度命を吹き込むような感覚。
また新たに洋服を買って袖を通す感覚が蘇ります。

そして、その幾つかの場面の中で多くの町の先人たちの偉大さを知ります。




リバーシブル用のジップが壊れて着れなくなったコートをお直し屋に持っていくと
古い町のボタン屋さんに行けばパーツがあると聞き
ボタン屋さんに行くと「直したらお直し屋が面倒だろうし、高いだろう」と。
その場でチャチャっとジップの金具だを交換してくれる。

着れなかった洋服が再び直った喜びと
白髪で腰のまがった町の専門家の底力に感動してとても幸せな気持ちになりました。



リサイクルや古着が今、エコという観点で注目されています。
都会に行けないこんな時代は、そんな自分の持ち物を直したりリメイクしたり
今、生活している範囲内での新たな創生。

そんなファッション観もイケてるのではないかと感じます。

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