17.10.16

Dril Viewmore/ドリル・ヴューモア vol.2 (preview)

先日、PHAMILEEの自主企画「Drill Viewmore / ドリル・ビューモア」という名の
美容師さん向けセミナー、第2回目が無事終わりました。


美容師さんのレベルの底上げをコンセプトに
”見る” ”聞く” ”考える” ”反復する” という「意識」する事にフォーカスしています。
美容師さんは大抵の人が、テクニックに気がいきがちです。
もちろん技術も重要ですが、もっと必要なのは”なぜそれを作ろうと思ったのか”とか、”なぜそうなったのか”という普段講習やショー、SNS上では見えない部分だと考えました。
”美容師になりたい”ではなく、”どんな美容師になりたいか”という事。

何かヒントを探す工程、質感をこだわって何度も何度も練習する事、
みんなと違うオリジナリティを探す作業だったり、そこに至る考え方や意識、モチベーション。

そういうところが、東京の美容師さんに比べ地方の美容師さんが弱い部分であり、
ただ見よう見まねで技術をひけらかすが中身が伴っていない、自己満足で完結している、
地方の美容師さんにありがちな良くない現状です。

そこで東京の第一線で活躍する、3人のゲストを1人ずつ計3回。
それぞれが得意とする技術を展示してもらい、さらにそれぞれのヘアデザインや仕事に対する考え方、美容師としての在り方などについて話を聞こうという企画です。




第2回目はLOAVE 斉藤愛氏。
今回は唯一の女性の講師とあってか、女性の美容師さんが多めでした。
斉藤さんの作る世界感の人気度、注目度を伺えます。

30代というアナログとデジタルの間の世代であり
ヘアサロンを移籍したことで顧客が少ないところからリスタートする過程、工程を経てきた苦労や経験から得たものを、技術、感覚的なアプローチで細かくレクチャー。

現役高校生でありモデルという可愛らしいモデルさんを連れ
サロンワークさながらのバングカットからのレングスチェンジ、ブロー、スタイリング、アイロンワーク。そしてポイントメイクからショートアレンジ、撮影風景というフルボリューム。

他のセミナーとは違いかなり近いところまで、そして深いところまで説明してもらいながらゆったりとしたムードで進んでいきます。









2部では前回同様、ゲストの斉藤さんを囲み、10の質問をベースに皆さんとディスカッション。



①デザインの出所(ソースやアイデアの元ネタ)はどこから?
②自分の創るヘアの世界観、ファッション観(仕事でこだわっている所、マイブーム)
③モデルのチョイスやポイント、ハントの仕方
④ヘアデザインに必要な「似合わせ」「質感/ニュアンス」「カットライン/フォルム」「時代性/空気感」はどう養ったらいいか?
⑤可愛い/カッコイイものを作るために努力してきたこと
⑥美容師の女性としての強み、美容師の立場やポジション(どうあるべきか)
⑦SNS文化について思うこと、やっている事
⑧売り上げを上げるためにしている事
⑨スタイリストに(なる為に)必要な要素は何だと思うか
⑩売れるデザインと自分が作りたいデザインとのバランス。


実際に、生の声で聞けるという環境はなかなかありません。
本当にいい機会であり、参加者には大変良い評価をいただいています。
同じ美容師として同じ時間に生きているのに、考え方やそこに向かう姿勢の”熱量”の差
都会と地方都市というだけでは言い訳できない溝。
参加していただいた皆さんが何か自分にないものを感じ、考えさせられる部分があったでしょうか。

次回は11/22(火) KATE 木下公貴氏です。
KATE代表であり、前職ではカットベーシック監修を担当。

ヘアショー、講習や一般紙等で活躍中。
オーナー目線、プレイヤー目線と2つの視点からブランディング、売り上げ、スタッフ育成、デザインの濃い話が聞けるチャンスです。


Drill Viewmore
11/22(火) @長野県JAビル 13A
1部 11:00~ /  2部  14:30~
1部 4500円 1部2部 7500円(2部のみの販売はありません。)
問い合わせ:ガモウ高崎 027-320-8080





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